約700万年前 アフリカで人類出現
人類の出現
約700万年前、アフリカの類人猿から直立歩行をし始めた種族がいました。 その後何種類もの人類が登場しましたが、環境の変化や何らかの理由で絶滅して、約20万年前に出現した ホモ=サピエンスのみが生き残りました。 今地球上に生きている人間は皆、ホモ=サピエンスの子孫です。 白色人種(コーカソイド)や黄色人種(モンゴロイド)、黒色人種(ネグロイド)等ありますが、 人間の肌の色の違いは種の違い(人種の違い)ではなく、自然環境、生活環境の違いによる違いにすぎません。
人類の拡散
やがてアフリカに出現したホモ=サピエンスは、故郷を離れて世界各地へと散らばりました。 約16万年前~10万年前のことです。
現生人類アフリカ単一起源説
母系遺伝だけで伝えられるミトコンドリアDNAを世界各地出身の147人の現代人を対象に比較してみたところ、 その共通先祖はおよそ20万年前のアフリカにいた一女性にいきつくことが明らかになりました。 これが1987年、アメリカの人類学者レベッカ=チャンなどのブループが発表した『現生人類アフリカ単一起源説』 または『ミトコンドリア・イブ』です。